トマトをぶつけ合うだけのお祭りなのに

トマティーナって、聞いたことがあるでしょうか? 大の大人が一心不乱にトマトをぶつけ合うお祭りです。テレビのニュースでは結構流れていますから、きっとご存知の方も多いはず。自分も参加してみたいという方のために、どんなお祭りなのか紹介してみようと思います。 トマティーナが行われるのは、スペインの東海岸、バレンシア市近郊の町ブニョールです。1940年代に始まったお祭りとまでは分かっていますが、実のところ、何のために誰が始めたのかまでは不明とのこと。収穫祭の一環とはいえ、あれだけのトマトを短時間で消費していいのかとも思えますが、もちろんその分、参加費が取られます。なお、開催の日にちは、例年8月の最終水曜日と決まっています。国籍や男女の区別はナシ。ネット上からの申込も可能です。

スペイン旅行の思い出に

トマティーナは、毎年数万人の人が参加するお祭りです。それだけにブニョールで宿を取るのは無理。やはりバレンシアに一泊して、翌日は電車で向かうのが賢明です(約1時間)。開始は12時ですが、何かと準備も必要ですから、10時頃には現地に行っておいた方がよいでしょう。ただし、服装について言えば、準備するものはたいしてありません。水着にTシャツ、スニーカーといった程度です。「目にトマトが入るのは嫌」という方は、ゴーグルも用意しておきましょう。 正午になればお祭り開始です。号砲とともに、トマトを満載したトラックがやって来ます。その量、百数十万トン。それを1時間にわたってぶつけ合います。もちろん、誰に投げても文句の言いっこなし。ただそれだけのお祭りなのに、みんな嬉々として楽しんでいます。現地の人にとっては、日頃のストレス解消。観光客にとっては、スペイン旅行のよい思い出づくりになるといったところでしょうか。